『金曜日の川柳』樋口由紀子編著 (左右社)
川柳のアンソロジー。
ウラハイの連載記事「金曜日の川柳」が書籍化されたもの。
連載は2011年からということ。今も続いている。
コロコロと厚みがある本で、こんなにも金曜日が積み重なったことに感心する。
(本では、月曜日の川柳、火曜日の川柳、といった章立てになっていますが。)
いっせいに桜が咲いている ひどい 松木秀
なんぼでもあるぞと滝の水は落ち 前田伍健
動物園に来たら男はよく喋る 渡辺和尾
乳のある方が表でございます 草地豊子
時々は埋めた男を掘り出して 井出節
五十歳でしたつづいて天気予報 杉野草兵
阿と吽の間が離れすぎている 猫田千恵子
これからが躑躅やんかというときに 瀧村小奈生
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