2019年8月31日土曜日

鷲巣正徳句集『ダ・ヴィンチの翼』

星月夜どしゃと子牛の産まれたる

鷲巣正徳句集『ダ・ヴィンチの翼』 (私家版) より

昨年、角川俳句賞を受賞された鈴木牛後さんが牛の句では有名だが、この句集も牛の句が多い。「どしゃと」という措辞に生々しさがあり、かつ星月夜という季語でメルヘン風味も感じられる。

朧夜の柱を擦る牛の角
小春日の戸の破れ間より牛の舌
手にぞりと牛の舌立つ夏の月

牛の各部の質感が迫ってくる。確かに牛は大きいので、近くにいると実感するのは牛の全体より部分だろう。

ゑのころや電車見るのが好きな犬
春宵の必ず丘を登る犬

犬の句も愛が深い。


2019年8月28日水曜日

ジンジャーリリー

雨の中、ジンジャーリリーが開花。
よい香り。


予想以上に大きくなる植物だったので、小さな庭では少々もてあまし気味。
冬には地上部が枯れて何もなくなる。

オルガン 18号

オルガン 18号 2019 summer  より

椅子を入れ替へては竹の葉が散れり  鴇田智哉

帰宅部に霞ヶ浦のような夏  福田若之

雪渓や頭の脇をゆく目玉  宮本佳代乃

始まりを子ども溢れる夜の繭  田島健一


二つある座談会のうちひとつは、炎環主宰の石寒太からの質問状。オルガンメンバーのうち田島さん、宮本さんは私と同じく炎環所属だけれども、師と弟子、もしくはベテラン俳人と若手俳人、という関係性よりは、石寒太主宰の編集者的なスタンスから質問がなされているように感じた。

この座談会が、という訳ではなく一般的に、私は長い座談会の記事を読むと、どうも疲れてしまう。無理に論旨を掴もうとしてしまうのかな。話した言葉なので評論とは違う。その場でただ話を聞いているような雰囲気でさらさら読めばいいのかもしれない。





2019年8月25日日曜日

森の小径

昨日は少し涼しかったので、ドッグランがあるレストランに行ってみた。
隣の市なのに、自然たっぷりで旅行に行った気分になる。



隣は乗馬クラブ。

メニューはイタリアン。犬連れはテラス席で。



ドッグランは、ほぼ貸し切り。



山羊もいる。


ドッグランのみの利用も可のようなので、また行きたい。

2019年8月23日金曜日

ニチニチソウ

こぼれ種からのニチニチソウが咲いている。


去年、トコナツという、少し背が高くなる品種を植えていたので、それだと思う。

隙間時間に、雑草と戦っているけれど負け気味。春、暑くなる季節の前にがんばっておかないといけなかった。広がってしまってからではどうにもならない。

2019年8月20日火曜日

水遊び

昨夜は京セラドームにナイターを見に行った。
ホークス勝利。鷹の祭典のイベントも。




今朝は寝坊してしまい、暑くて、とみすけの散歩に行けず。
代わりに風呂場で水遊びさせてみる。

まだ怖がっているみたい。何回かすると慣れてくれるかな?
水に浮かぶ玩具(アヒルとか)あるといいかも。

2019年8月18日日曜日

セッカ

昨日、男里川の近くで見たセッカ。


電柱の上でヒ、ヒ、ヒ、と鳴いていた。

2019年8月16日金曜日

夏休み

とみすけ、今日で9ヶ月に。




私の夏休みは、昨日でおしまい。
とみすけには、しつけ教室から夏休みの宿題がある。

1.トリビアの泉「へぇボタン」(なつかしい)を押す

練習の様子はこちら



2.マットの上に乗る練習


2019年8月14日水曜日

ホウキグサ

連休につづき、三日ほど夏休み。
一日目の今日はアウトレットなどで買い物。
ショッピングが一番歩く。一日で二万歩くらい歩いた。

こぼれ種からの箒草、今年はあまり大きくならない。
去年はもう少し大きくなり、紅葉を楽しみにしていたのに、台風で吹き飛ばされてしまった。

また台風が近づいているので心配。

2019年8月11日日曜日

絵画風

PORTRAという、写真を水彩画風にするアプリで遊んでいる。



効果がいろいろ選べる。とみすけの写真と相性がよさそう。

GoArtというアプリも、キュビズム風とかシュールレアリズムとかいろいろ選べて楽しい。

(Androidのスマホで遊んでいます。)

2019年8月8日木曜日

白花モミジアオイ

白花モミジアオイ。


一度植えたら、放っておいても毎年咲いてくれる花は嬉しい。
立葵なんかは、種を蒔きなおさないと消えちゃう。

2019年8月6日火曜日

ウミネコなど

土日は、土曜日の朝のみ少し鳥見。
暑くてそれ以上は無理。

海辺には海猫数多鵜がすこし
向こうは関空


グレーっぽいのはウミネコの若鳥。
3~4年かけて成鳥の羽になるそう。


キアシシギがたくさん。
他のシギはまだ見かけなかった。

2019年8月4日日曜日

団十郎

団十郎朝顔がやっと咲いた。

毎年、種を採って細々と咲かせている。
今年は、種を全部蒔いたのに、一本しか出てこなかった。種、採れるかな・・・。

2019年8月2日金曜日

句集『木耳』 滝川直広

句集『木耳』 滝川直広 (文學の森) より

地より起こされて茅の輪となりにけり 

厄除けの茅の輪が神社にあるのは見たことがあるし、くぐったことも何回かある。でも、その制作過程や設置される場面を見たことはない。その体験がなくても、鮮やかにイメージできる一句。立てられた瞬間、命が宿ったように見えたことだろう。


なかぞらのふくみきれざる飛花落花

むつかしきかほの赤子や合歓の花

水音のかぶさる秋の畳かな

木枯やひとつの部屋で何もかも

景色置き去りスケートに滑り出づ

亡き母の小言の終る昼寝覚

冬の虹弧のみじかきが残りたる

水換へて黙あたらしき海鼠かな

煙茸ふみたき子らに数足らず

木耳の透けて血管らしきもの


映像喚起力の高い句が並ぶ。