2018年2月28日水曜日

茎が見え嗽のこゑの立ち上がる  鴇田智哉 (オルガン 12号より)

鴇田さんの句は、すごく集中している状態のように感じるときもあるし、あちこち気が散っているように思えるときもある。
次々と移り変ったり、同時並行したりする自分の感覚に集中し、追っていれば、他所からみたら、上の空で気が散っているように見えるかもしれない。「嗽」が漢字で、「こゑ」がひらがななのも、どこか上の空。

★★★


ヒヤシンスの芽出し球根を買ったら、ひとつから花茎が二本出てきた。



2018年2月27日火曜日

花粉

猫がいれば猫も撮る。




とうとう花粉が飛びはじめたらしく、むずむず。
私の花粉症は、胃腸から来るような気もするので、今年はビオフェルミンを飲んでみる。
花粉症で困るのは、ふだんから、たいしてクリアでない頭の働きが、さらにぼんやりしてしまうこと。業務も忙しくなってくる時期なのに、困る。


土手

近所には、久米田池ほど立派ではないものの、ため池がたくさんある。
周りが歩けるようになっている所もあるし、私有地で入れない場合もある。
この季節、ため池の土手は、ところどころ、野焼き後の様子になっている。






2018年2月25日日曜日

日曜雑記

くりまるの納骨をした慰霊塔に花を持って行く。そうすると、散歩に行っていたときのような気分になるのです。

家族の誕生日会で魚系のお店へ。


土日にしようと思っていたことの積み残しがある。
でも、なぜかとても眠いので今日は寝ます。

久米田池

久米田池は、すっかり水量が戻っていた。



そのせいか、鳥は少なかったような・・。
タシギ?


カイツブリが巣を作る頃、また行こうかな。



2018年2月23日金曜日

ペリカリス

カーリングを見ていて、肩が凝った。オリンピックもあと少し。

ペリカリス(立性サイネリア)

初めて育てる花。
秋に、ゼラニウムの苗を買ったとき、ついでに購入。
咲いてみたら、きれいなブルーだった。夏越しが難しいみたいなので、今季だけかな。

2018年2月22日木曜日

ツグミ

最近、近所でよく遭うのは鶫。



季語では秋。うちの周りでは秋には見かけませんが・・。


地鳴きなのかな、変な声でよく鳴いている。

『御意』 黄土眠兎

『御意』 黄土眠兎 (邑書林) 


紙飛行機雛のまへを折り返す

男兄弟が多いと、お雛様はエライ目にあう。
私の雛人形も、男雛の刀を持っていかれたりしていた。
紙飛行機ならば、大事故にはならないかも。賑やかで楽しい一場面。


アマリリス御意とメールを返しおく

メール相手との関係性をいろいろと想像する。
実在の特定の人が思い浮かんできてしまう。


子の息を吸ふ窓ガラス冬満月

トロ箱の氷攻めなる四温かな

銀行の金庫に育つ余寒かな

鶴引くや畦を歩測の測量士

陽炎の懐深く泣く子かな

時計草忘れたきとき忘れけり

蜘蛛の囲にかかつてばかりゐる人よ

百合ひらくサンダル履きの修道女

菊人形肩より枯れてゆきにけり


活版印刷の印影と正字が趣き深い。







2018年2月20日火曜日

花鳥

週三日は行っていた近所のスーパーが閉店。
たまに頼んでいた、宅配ピザ店も閉店。
喪失の春。


クロッカスが咲いてきた。

花や鳥に興味はあるものの、自分の俳句にはあまり反映されない。
これは、私に限ったことではないように思う。
俳句関連のSNSなどを見ていると、この人は植物が好きなんだな、とか、野山を歩くのが好きなんだ、ということを知ることがある。そういうことと、作品にそれらを題材にしたものが多いかどうかは、さほど連動していないように思う。
そう単純にはいかないのが、俳句の面白いところかもしれない。直接、表出されなくても、何らかのかたちではつながっている、ということは、きっとあるのだろうけれど。



2018年2月19日月曜日

水仙

今の時期、どこに行っても水仙が咲いている。
うちに植えているガリル水仙は、11月ごろ咲き始めて、今はもう終わりかけ。
西洋水仙は、もうちょっと暖かくなってから。

ごく普通の日本水仙は、当たり前すぎて、今まで植えていなかった。
でも、秋になったら来年用に植えてみようと思う。
花の無い時期に咲いてくれるし、切り花にもなる。
定番の花は、やはり、それなりの良さがある。


2018年2月18日日曜日

週末俳句

ウラハイの、週末俳句、というコーナーにゆるい記事を書きました。
ご笑覧ください。

http://hw02.blogspot.jp/2018/02/blog-post_18.html

岸和田城のお堀にいた、ホシハジロです。


今日は月イチの梅田の句会。
二次会で、また美味しいものを食べて帰ってきました。

2018年2月17日土曜日

フォトフレーム

ケーブルTVのキャンペーンで貰ったまま、使っていなかったタブレット端末があったので、それをデジタルフォトフレーム代わりにして、数百枚のくりまるの写真を、延々と表示させている。


気がつくとぼーっと見てしまっていて、いかんいかんという感じです。

2018年2月16日金曜日

ジョウビタキ

先日来たのと、同じジョウビタキだと思う。ときどきやってくるようになった。

ジョウビタキのメスは、オスよりは地味だけど可愛い。



餌も置いていないのに、来てくれるのは嬉しい。
ただ、冷静に考えると、うちの庭に、虫がたくさんいるということかな・・・。



2018年2月15日木曜日

クリスマスローズ

今年はかなり出足が遅い。やっと咲いてきた。

スノードロップもやっと。
クリスマスローズがたくさん咲いてきたら、今年は切り花にしてみたい。
水揚げがよくないので、湯上げした方がよいらしい。


2018年2月14日水曜日

句集『鴨』西村麒麟

句集『鴨』 (文學の森)
西村麒麟さんの第二句集。
読むのが遅くなって、春の鴨になってしまった。

宝舟ひらひらさせてみたりけり
獅子舞が縦に暴れてゐるところ
二人ゐて長さの違ふ蝿叩
手を舐めて脚舐めて蟻働かず
禁酒して詰まらぬ人として端居
盆唄に絶頂のあり佃島
枝豆は書き損じたる紙の上
俊成は好きな翁や夕焚火
舌の上にどんどん積もる風邪薬
蘭鋳の子が水中をよぢ登る
天牛の巨大に見えてきて離す
何の鮨あるか見てゐる生身魂

少し古風でとぼけた味わいは健在。

鰻重の蓋開けてゐる妻の顔
端居して妖しきものかいや妻か
向き合つてけふの食事や小鳥来る

第一句集『鶉』にも妻褒めの句があったが、ここでも幸福感が続いている。
句集を読んでイメージされる、作者のキャラクターが確立されている。


2018年2月13日火曜日

イカル

昨日、山科の疏水の近くで見たイカル。


イカルは文鳥に似ている。
文鳥よりも強そうな見た目。

山科へは、新しい句会で行った。
緊張したし、刺激になった。
20年近くも俳句をしていると、そういう場も少ないので、貴重だと思う。



2018年2月12日月曜日

よろしくお願いします。

こちらでまた、ぼちぼちとやっていきたいと思います。

ブログタイトル、特に新しいものを思いつかなかったので、シンプルに「道草俳句日記」で。
本当に、道草ばっかりです。

相変わらず寒いです。
今朝はうっすら雪が。


2018年2月4日日曜日

岡田由季の句集、作品集について

●句集

★句集『中くらゐの町』(2023,ふらんす堂)

紙の本と電子書籍があります。

●電子書籍
 Amazone kindle ほか 各種電子書店にて
 価格 1,100円(税込み)










●紙の本
版元の在庫が切れていて、入手しずらくなっています。
置いていただいている書店
  梅田 蔦屋書店(ルクアイーレ9F)
      中崎町 葉ね文庫

著者直販もゆるくやっています。yokada575@gmail.com あてに、送付先のお名前、ご住所をお知らせください。価格 2,500円(送料等全て込み)



★句集『犬の眉』(2014,現代俳句協会)
『犬の眉』は完売いたしました。ありがとうございます。





●作品集

ユプシロン第1号~第6号

中田美子、小林かんな、仲田陽子、岡田由季の合同作品集です。
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