オルガン 18号 2019 summer より
椅子を入れ替へては竹の葉が散れり 鴇田智哉
帰宅部に霞ヶ浦のような夏 福田若之
雪渓や頭の脇をゆく目玉 宮本佳代乃
始まりを子ども溢れる夜の繭 田島健一
二つある座談会のうちひとつは、炎環主宰の石寒太からの質問状。オルガンメンバーのうち田島さん、宮本さんは私と同じく炎環所属だけれども、師と弟子、もしくはベテラン俳人と若手俳人、という関係性よりは、石寒太主宰の編集者的なスタンスから質問がなされているように感じた。
この座談会が、という訳ではなく一般的に、私は長い座談会の記事を読むと、どうも疲れてしまう。無理に論旨を掴もうとしてしまうのかな。話した言葉なので評論とは違う。その場でただ話を聞いているような雰囲気でさらさら読めばいいのかもしれない。
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