2019年8月28日水曜日

オルガン 18号

オルガン 18号 2019 summer  より

椅子を入れ替へては竹の葉が散れり  鴇田智哉

帰宅部に霞ヶ浦のような夏  福田若之

雪渓や頭の脇をゆく目玉  宮本佳代乃

始まりを子ども溢れる夜の繭  田島健一


二つある座談会のうちひとつは、炎環主宰の石寒太からの質問状。オルガンメンバーのうち田島さん、宮本さんは私と同じく炎環所属だけれども、師と弟子、もしくはベテラン俳人と若手俳人、という関係性よりは、石寒太主宰の編集者的なスタンスから質問がなされているように感じた。

この座談会が、という訳ではなく一般的に、私は長い座談会の記事を読むと、どうも疲れてしまう。無理に論旨を掴もうとしてしまうのかな。話した言葉なので評論とは違う。その場でただ話を聞いているような雰囲気でさらさら読めばいいのかもしれない。





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