昨日の第五日曜日は醍醐会。
ご案内いただいても、なかなか予定が合わなかったり、京都が遠いこともあって足が向いていなかった。久しぶりに出席。
昨日のテーマは「俳句甲子園という光」。運営の内実を知り尽くしている三木基史さんから、明快なプレゼンテーションがあった。その歴史、経済的事情、問題点など。
大人になってから俳句を始めた私は、ほぼ俳句甲子園とは無関係に生きてきた。ここ数年、和歌山の予選の審査員をさせていただいて、ほんの少しだけ関わるようになったけれど、よく知らない部分が多かった。
昨日の会では色々トピックスがあり、そのなかで改めて認識したのは、俳句甲子園は市民ボランティア(ほとんどは俳句も詠まない人々)主体のイベントで、地域活性化と高校生の教育のためのものであって、若手俳人育成の場ではない。試合として成り立たせるための独自のルールは、俳人の視点からみると、違和感を覚えることも多くあるが、そもそも成り立ちが違う。
結果としては、俳句の種まきも成功し、俳句甲子園出身の若手俳人が増えている。今、俳句関係のどの団体も高齢化していて、喉から手が出るほど若手が欲しいから、変な期待をしてしまうが、あまりこちら側の思惑を押し付けるのはよくないのだろう。
高校生たちが好きなのが、俳句自体ではなく、俳句甲子園というゲームだとしても、それは仕方がないと思う。協力できるところは協力して、ある程度、別物と割り切って考えるのがいいのかな・・。決して一方通行ではなく、高校生の真剣な様子から、こちらが刺激を受けることも多い。
散歩途中に会った猫。内容とは関係ありません・・・。
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